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スラックラインの交換時期はいつ?|寿命の目安・点検方法・安全な使い方

寿命や交換時期は「製造からの年数」ではなく「使い方・保管・屋外に出していた日数」で決まります。メーカー推奨とISAの考え方をわかりやすく解説します。

ウェビングの寿命の目安(ISAの考え方)

ISA(国際スラックライン協会)は、寿命を屋外に出していた日数の合計(屋外累積使用日数)で考えます。 例:月10日 × 1年 = 120日消費。未使用で保管しても、一般的な上限は製造から最大10年です。

  • ナイロン(PA)Type C:180日、Type B:360日、Type A:720日
  • ポリエステル(PES)Type B:360日、Type A:720日+α(点検で判断)
  • UHMWPE(ダイニーマ):固定日数の推奨なし(毎回点検が前提)

※数値は目安です。最終判断はメーカー推奨実際の点検で行ってください。

素材別のかんたん解説(初心者向け)

  • ナイロン(PA):伸びがあり乗り心地◎。紫外線と水分で劣化しやすい。屋外日数の管理が大切。
  • ポリエステル(PES):伸びが少なく耐候性は比較的良い。Type Aは日数固定ではなく点検重視
  • UHMWPE(ダイニーマ):とても強くて軽いが、日光・摩擦・高温に弱い。劣化が進むと急に危険域になることがあるため、公式の固定寿命は設定されていません毎回点検し、白っぽい退色・毛羽立ち・硬化・テカリ/溶け跡があれば即交換

使用頻度ベースの目安(ざっくり)

  • ほぼ毎日/毎週:3〜6ヶ月
  • 月1〜2回:1〜2年
  • まれに使用:2〜5年

※保管が良好で、摩耗・薬品・高温・直射日光などの悪条件が少ない場合。

寿命を縮める要因

  1. 摩擦:金属ボタン・ベルト・樹木・岩とのこすれで繊維損傷。
  2. 土や泥:折り目に入り込んで繊維を裂く。雑菌で分解が進むことも。
  3. 化学薬品:漂白剤・塩素・バッテリー液等は致命的。疑いがあれば使用中止。
  4. 紫外線:長時間の直射日光で色あせ=劣化のサイン
  5. ダメージの偏り:同じ箇所に荷重が集中すると部分的に弱る。

点検と破棄の判断基準(毎回チェック)

  • 色:濃色が白っぽく退色していないか
  • 表面:毛羽立ち・ささくれ・硬化・ザラつきはないか
  • 熱・摩擦跡:テカリ/溶け/焦げがないか
  • 縫い目:ほつれ・変形がないか
  • におい:薬品臭・異臭がないか

上記のいずれかが見られたら使用を中止し交換してください。

メンテナンスと保管

  • 軽い汚れ:陰干し後にブラシで落とす
  • ひどい汚れ:薄めた中性洗剤で手洗い → 必ず陰干しで完全乾燥
  • 漂白剤・強い洗剤は使用しない
  • 保管は日陰・乾燥・通気の良い屋内で。張りっぱなしは避ける
  • 未使用でも製造から10年以内を上限の目安に

金属パーツの寿命

アルミ(ハングオーバー、テンショナー等):軽量だが傷や衝撃に弱い。角の変形・深い傷があれば即交換。

ステンレス(シャックル、リング等):高耐久だが塩分・湿気で錆が出ることあり。拭き取り・乾燥・点検を習慣に。

いずれも5〜10年超の長期使用や明らかな摩耗は非推奨です。

困ったら「メーカー推奨」を見る

ウェビングは素材・織り・被覆・幅・強度が製品ごとに違います。迷ったらまずメーカーの取扱説明・交換基準を確認し、ISAの数値は補助的な目安として使ってください。

交換や買い替えの参考に:
👉 【2025年最新版】スラックライン初心者必見!おすすめセット徹底比較

この記事を書いた人

大杉徹プロフィール写真

大杉 徹(おおすぎ とおる)

日本人初のスラックライン・ワールドカップチャンピオン。
Slackline Research代表として、国内外でパフォーマンスや指導、ギアの普及に尽力。

メディア出演歴
『世界の果てまでイッテQ!』、『ジャンクスポーツ』、『スゴ動画超人GP』、
『キスマイ超BUSAIKU』、『中居のミになる図書館』、『ピラミッドダービー』、
雑誌『TARZAN(ターザン)』No.717 など多数。
主な実績・役職
・スラックラインリサーチ代表
・King of Slackline 2010 優勝
・Slackline World Cup 2013 優勝
アンバサダー
・Vivobarefoot

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